この腕の中で君を想う



「は…?」



思わず声をあげたのは私で


ソファから勢いよく体を起こすと、意味が分からないという表情で真沙美を見た


「だから、眞理はタクシーなんて使わずに達巳さんの車で仲良く家に帰って。

多分その頃には達巳さんの昼休みも終わってると思うから

ついでに達巳さんもお仕事に戻ってね」



私と達巳を交互に見てニコッと笑い、平然と言ってのける


「おぃ…まさか俺って…」


流石の達巳も笑みが消える




「うん、足」






…真沙美が悪魔に見えた



< 42 / 252 >

この作品をシェア

pagetop