この腕の中で君を想う



男は私をやんわりと受け止めると耳元で低く、甘く囁いた



「……ッ」


刹那



全身に電流が走り

体中を熱い血液が駆け巡る



なに…この感覚


「…おじさんに慰められる筋合いは無いわよ、お・じ・さ・んに!!」


危うく流されそうになったが寸前のところで正気に戻って素早く男から離れると嫌味ったらしくニッコリ笑ってあげた




「おじさん…だと?」


男の顔がみるみるうちに引きつっていくのが分かる



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