最後の手紙
ガラガラ・・・


ドアをあける。

先輩が

「自分の名前の書いてあるところに座ってくださーい」

って言ってたから、必至で探した。

え~っと

あんどう・・・

いのうえ・・・

井上??

もしかしてっ!!!!

私はその人の顔を覗き込んだ。
「井上さん?」
するとその子は『あっ』
というような顔をした。

「さっきの!!!!あの子だよね?」
「はいっ!」
「同じクラスだったんだぁ!!これから仲良くしてね★」
「はい♪」
「・・・ねぇ、その敬語、なんとなかならない?」
「えっ??」

「せっかく同じクラスなんだし、タメでいいじゃん♪」
「じゃあ・・・私のことは柚子でっ!」
「うん♪じゃ、あたしのことはひなたで♪」

「よろしくね?ひなた」
「こっちこそよろしくね!柚子っ」


こうして私には友達ができた。
しかもひなたは前の席っ☆

超ラッキーじゃん!!!!


ガラガラ・・・

そして入ってきたのは・・・










「あーーーーーーーーーーーーーっ」


「!!さっきの!!!」

超性格悪男。

こいつと同じクラスなの~?!


・・・サイアクだぁぁぁ♡

しかもそいつの名前。

「大野虹太(おおのこうた)」

私の学級には
「え」から始まる人がいない。

つまり・・・




こいつが後ろの席・・・⊃´Д`
< 3 / 34 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop