最後の手紙
キーンコーンカーンコーン


「おっと・・・時間きちゃったみたいだねー。
次は4点セットを持ってきてください。
めしべ・おしべのとこからやりましょう。
はい、学級委員!」


「きりーつ、気をつけー、礼ー、ありがとうございましたー」

「ありがとうございましたー」



2時間目、終わっちゃいましたよ?


ねぇ?

ねぇ?!

ねぇっ?!


「柚子ー、どうしよう?!」

「なんとかなるって♪」

「そんなぁぁぁ」


「そんなことで緊張すんの?」



こんな生意気なことを言うのは・・・


虹太!!!!!!

私はくるっと振り向いた。



「あんたに言われたくない」

「女子ってこれだからなー


すぐムキになる」


「・・・今、全世界の女子を、敵にまわしたよ?」


「だからなんだ」


「女子って怖いよー」

そして私はこう付け加えた。


「ゆがんでるからねー!男子と違って。」



「おー怖っ」


その横でくすくすと笑う声が聞こえた。

「本当、2人って仲いいよねー」

「ひなた!なんでそんなこと言うの?!友達でしょ?!」

「こいつと一緒にされたくねーし」








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