俺の隣の俺の女



晴れ上がる青い空


こんなに
綺麗な良い日なのに


死刑場に行くみたいに
あたしの心はすでに
恐怖で包まれていた



外にでるといつも
清々しく感じる朝日に
やけにむかついた



いつの間にか翔の
自転車の後ろに乗っていた


この時間が続けば
いいのに・・



「・・行きたくない」



「・・え?」



「ごめん、何でもないの」


いつの間にか
口にだしていた



危ないな・・


いつかばれそうで・・・怖い








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