俺の隣の俺の女
いつの間にか時が過ぎ
俺は今日
この学校を卒業した
「う~ッ、やだ!
一緒にいたい~ッ!」
泣きながら俺に抱きついた
ペチン
「いったぁ~!
~っ、愛~!!
叩かないでよ~!」
「コラ!翔先輩困ってるじゃない!」
「だって~!
一緒に登校
できないじゃん・・」
「・・・はぁ、
あんたまだ子供ね・・。
おめでとうぐらい
言えないの?」
そう言われた未夢は
俺に向かって
「・・・卒業おめでと」
とちょっと
小さい声で言った
「翔先輩・・・ちょっと」
未夢の友達に
手招きされたから行った
「・・・あの、
未夢を幸せにしてあげてくださいね?
あの子、翔先輩しか
駄目みたいだから・・」
「・・おう、任しとけ!」
ニカッと笑ってそう言った
すると未夢がこっちに来て
「なになに~?
なんの話し~?」
と聞いてきた