妄想な彼女


なーんてこと訊けないくらい俺は疲れてた


「もう。だらしないですねー…」



床に横たわりゼェゼェ言っている俺&他の部員に円城はため息をつきながら言った



「美緒がっ…普通じゃない…っだけっ…だし!」


今にも死にそうな声で河辺は訴えた



うんうん。俺も同感。


「もう。これじゃあ沖田総司役、誰がやるんですかぁ…?」


「お前やれよっ!」


俺がおもむろに叫びながら言うと、円城の動きがピタッと止まった




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