妄想な彼女



そして次の日から本格的な練習が始まった


カシャン!カシャ!




「へぇ☆棗サン、殺陣(たて)上手いですね。さっすが!オーラすごい人は何でも出来るんですね~
謎です。謎!」


「俺はお前が殺陣を出来ることが謎だ。」



スゲー強いかんね!こいつ!
あり得ないくらい強いからね!


「中学時代に一度、下っぱ侍役をやったんですよ。まぁ、登場シーンは1分くらいだったんですけどね~」



ん?んん?


たった1分出演の殺陣の練習でこんなに強いのかっ?







「美緒は演劇にかけては、全てをすぐに覚えられますから。」


「……っ!!」


またまたいきなり現れた河辺
…し、瞬間移動?



「そこに関しては天才ですからね~
自分が作った台本は勿論ですけど、他の人が作った台本まで1日でセリフ覚えて来ますから。
出演の多い少ないに関わらず~」



す、すご…


それなら、前回なかなかセリフを覚えない俺を怒るはずだよな…





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