妄想な彼女


「今回の殺陣もそうですよ~
強くなりすぎて他の部員が困ってたくらいですし…

その他にも」


まだあんのっ!?



「あれ…?
美緒!アンタ、方言どのくらいの種類喋れるっけ?」

方言…?


「えっと…関西弁、津軽弁、土佐弁、博多弁…と、後は…沖縄、北海道、栃木、南部弁に…」


「もーいい!充分、分かったから!」


一つ一つ指を折りながら数えていく美緒に俺は若干のカルチャーショックを受けてしまった





今、改めて思った






コイツって…


変人だけど





天才かも…






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