妄想な彼女



「はい。なくしました!」


「「はぁぁぁ!?!?」」

「「やったぁ~!!!」」



驚いている俺達とは対称的に、アカリ達4人は喜んでいる




「なっ…ななな……なんで!?」


「まぁ。なくしたというよりは…隠した?…みたいな。」




はぁ?隠した?


「お前、ふざけたこと言ってんじゃねぇぞ。」


「いや。あたしも色々考えた末に出した結論ですよ!

例え、沖田が近藤と相思相愛であったとしても、沖田は自分が女であることをバラすわけにはいかないわけですし。イチャイチャラブラブなんて不可能なんですよ!
だとしたら!あぁ~想い合っているのに中々前に進まない!てか進んじゃいけない関係!
ちょっとした所で…んん?これ良い感じじゃないか?みたいな雰囲気にしたくて!あらゆるところにそんな雰囲気を隠したんですよ!」




…………





…うん。



久しぶりに美緒の語りを聞いたな。


…いつにもまして早口だったし



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