妄想な彼女
そして次の日から、美緒のテンションはどんどん上がっていく
「さぁ~!今日から劇の練習に入ります~
棗サン!台本は覚えてきましたよねっ?」
「あ、あぁ…」
半分くらいね
ていうか、俺はコイツと違って天才じゃないんで…
「だったら♪さっそく、台本10ページ…近藤と沖田の第一の決戦!
厳しく剣を教える近藤!それに耐える沖田ぁ~」
手をバッと広げる
えっと…うん!そこのシーンは覚えて来たから大丈夫…なはず
後は演技力…
「さぁ!いきますよ!」
木刀を俺に差し出し、ガッツポーズをする美緒
「お、おう…」
冷や汗が出てきたンデスケド…