妄想な彼女



カシャン!カシャン!ガッ!


『沖田!お前…その程度の力で幕府を守れるとでも思っているのか!!!』

『…ック!』



ガシャーン!


沖田は倒れ尻餅をつく


そんな沖田に近藤は手を差し出す


しかし沖田はそれを掴もうとはしない


『いいか沖田。確かに、お前はまだ幕府を守れるほどの力はない…
でもそれは今っだけだ…
…………俺は信じてる、お前は俺よりも強くなるはずだ。だからそれまで剣を捨てるな…
最後まで武士道を忘れるな。いいか?』


『局長…』



やややややべー…一瞬セリフ忘れてた…


忘れてたら今度は殺されるよ…


バレて…ないよな




「はい。ここまで!」

パンッと手を叩いた



「うん。殺陣は大丈夫です“けど”…」



けけけ、けどっっ!?!?

めっちゃ睨まれてるーーーーー!!




「棗サン…ちゃんと覚えてないじゃないですか…」



ばばばば…ば、ば…

バレてるーーー!!





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