黒の三日月
「も、申し訳ありません……!」

「平気です。誰も怪我とかしていないんですから。気にしないで下さい」


ヒイラギの認めたくはないけど活躍もあって、誰にも熱い液体が降りかかる事はなかった。

もしかかってしまっていたら怒ってしまっていたのかもしれない。

でもそうじゃないなら、怒る理由なんて何処にもない。


「だから気をつけろと言ったんだ……」


ウェイトレスさんが去った後に聞こえたヒイラギの一言。

もしかしてもしかしなくても、あの時言った“気をつけろ”ってこの事だったの?

だとしたら……


「夜見はエスパー? 予知出来るなんて凄い」

< 74 / 203 >

この作品をシェア

pagetop