いつもおつかれのトナカイさんへ
__サンタ目線___

ベットの布団にもぐりこみ、
顔を枕に埋めた。

「お母さん  かぁー」


呟くと、仰向けに体勢を変え、
窓の外の月を見た。

はぁ

ため息をつき、

今度は
「お母さん  ねぇー」

と呟いた。




「サンタさーーーん。」
とドアの外から声が聞こえた。

また、今度は右向きに体勢を変え、
目をつむりました。

真っ赤なお鼻をテカテカさせた
トナカイが部屋に入ってきた。

「あれ?もう寝ちゃいましたか」

ドアを閉め、ドアの向こうから
階段を降りる足音が聞こえた。
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