モデルの秘密~ダイスキ~

それにお父様も気付いたのか、

「俺、仕事行ってくるな。」

「お父様…」

迷惑かけちゃったよね…?
と思いながら、お父さんを見つめた。


「心配かけるなよ。
酷い顔してるぞ、初菜。」

そう言いながら頭をポンポンと撫でて、家を出てった。
酷い顔か~。
ホントにそうかもね…



「初菜、ご飯出来たわよ♪
…あ、お仕事行ったのね。」

「うん。いただきま~す!
…おいしっ」

「よかった~」



普通ならメイドさんかいてもいいんだけど…
お母様が家事は出来る限り自分でやりたいって言ったらしい。

だから、掃除の時だけ来てもらってる。
沢山メイドさんがいると、せいせい出来ない。


でも、お母様が副社長をやりながら家事をするのは疲れちゃうから…
メイドさんがいてくれた方がいいんだよね。
皆で、極力手伝ってはいるんだけど、限界があるから。
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