いちごキャラメル
「分かった!探すよ、自分で」
「うん。がんばって」
笑顔でぁたしの頭をなでてくれる。
弱いんだよね、なでられるの。
「あ、そういや」
ぁたしの頭にのっていた手を
戻し、こう続けた。
「明日、ドラマの収録に来ない?」
思いがけない一言だった。
「え?ぁたしが?」
思わず聞いてしまうぁたし。
「うん♪」
…こ、こんな嬉しいことってないよ。
「絶対に行く!」
「よかった」
そう言って、侑貴クンはまた笑うのだ。