読んだら死ぬ 本
第二章 貸出欄の人が死ぬ
10月だと言うのに暑い。私がここで働き始めて、もう半年になる。

仕事も一人前にこなす事が出来るようになり、榊原館長は、休みを取る日が多くなった。

ロビーで女子高生が話しをしている。

「ねぇ〜知ってる?この図書館には、読んだら死ぬ本があるんだって」

「うっそー、私借りてみようかな、どこにあるの?」

『そんなのないって、そういえば、俺達の時代は口さけ女だったなぁ』

その時は、女子高生のたわいのない話として、気にとめもしなかった。
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