女王様はメイド様?!①【完】
そんな二人の終わりのない青春劇を
「わぁ~すごい!」と言うかのように、


両手を組んで目をキラキラさせているあさみちゃん。




君もこの青春劇の一部となってしまうのかい?



ナレーターなんてどうかな?



それともまさかの3人一緒に夕日と沈んじゃう?



ってかさ、



いい加減に気づこうよ…


夕日に向かって走っても終わりなんてないよ。



さぁ、そろそろピキピキ音が聞こえてくるよ。


さて、どこからそんな音が聞こえてくるのかな?



あたしの眉間には深い皺が…


膝の上にある両手にはかすかに汗がにじみ、
手に爪が食い込む。



ウフフフ…



いつまでそんな青春劇を続けるのかな?


人の家のカーテン勝手にマント代わりにしないでもらえるかな?



輝くん?



気づいてる?



君の肘でコップ倒しちゃったんだよ?


しかも、そのオレンジジュースが
布団に思いっきり零れたんだよ?


ねぇ、気づいてる?



私、限界来てるんだよ。
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