誘拐犯瞬くんの日記


「何書いてるの?」


「日記だよ」


「日記って寝る前に書くんだよ?」


「いいの」




何度も書き直して、やっと書き終える。



「じゃーん!」


日記を書くのに夢中になってて気づかなかったけど、ウミちゃんが昼ごはんを作ってくれたみたいだ。


「食べよ!」


「ありがとう」



何時頃に警察は来るんだろう?


起きたときから玄関の方ばかり気にしてた。



涼太はいつ電話するつもりだろう。



< 127 / 161 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop