【完】キスミーアゲイン
どんどん深みにハマって、どんどんユキさんから逃れられなくなってしまう。
ユキさんの手の上で、コロコロと転がされながら、きっと。
夢みたいな甘い幸せは、シンデレラの魔法のように0時をまわったって解けることはなくて。
私の身体を侵食する、甘い毒になる。
「…あぁ、そうだ、綾芽」
「…? なんですか?」
先程閉まったばかりのドアが再び開いて、ユキさんが顔を覗かせた。
「今夜からそこで俺と寝るんだし、さっさと動けるようになれよ」
「っな、そ、そんな、「お前に拒否権はないからな。」
ニヤリと笑う意地悪な彼に、私の心拍数は今日も上昇中。
【END】
