成人しちゃっていいんですか
「君が自由になる為の取り引きをしよう


逃げても無駄だから…


君の夢が懸かっているからね。



懸賞金はこいつの“正体”だ」

…と言われたあの日から。

「マヤはすぐ泣くな~」
「ぐすっ」

頭を撫でながら先生は顎を掴んで上げさせ、視線を合わせた。

微笑んだ先生の表情に自然と涙が弱まってくる。

先生の笑顔にあたしは安心していた。



「俺は陸とマヤを同じぐらい好きだから‥でもな!?別に責任感じてとかじゃないぞ!?ただ俺は」


先生は陸を手招きして呼んで続けた。
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