成人しちゃっていいんですか
息切れのように呟いたあたしを彼は笑ってみていた。



「外寒いからそれ着ろ」



頷くと彼は笑ってサングラスを掛け直した。



 タタンタタン

電車が通り過ぎる。

「………」

「………こっちだ」

「…っ!」

さっき、からあたしは彼の後ろを追いかけるように歩く。
てかもう軽い小走りで彼に並んだ。


彼はあれから否あんなことがあったのに…なにも口にしない。

(あたし見られたよね?)

そんな疑問を持っては。


彼の一語一語にどきどきしていた。
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