成人しちゃっていいんですか
「あああ あ~!!」


「なに」




「ううんうううんうんう…!」





「……!」



「はぁ-…」

「………なるほどな」

彼から一言そう聞こえ。

また。

沈黙のままあたしは何処かに向かって歩いていた。

 ビュウビュウ

「風、強ぇ」

「うん…あれ?」

「なに?」

「ううんあのさあ?」


彼が足を止め、あたしも足を止めてたずねた。

彼は若干寒そうだった。

それはいつの間にか腕を通したパ-カ-のせいだ。

…嘘でしょ……

あたしは気付くと自分自身のパ-カ-と二重に着ていた。
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