成人しちゃっていいんですか
「…たくっ……‥」

(!!?!?)

あたしの中ではてなが溢れ思わず腕を上げた。

「ばか」

軽く呻くような声にあたしはカッと赤く頬を染めて、手をそっと斜めにした。






「触んなよ」
「いや!」
「あのねえ?」

「やっやだ!!」


ざわっと周囲があたしを見た。

それから彼をみて視線を逸らすと囁き声が辺りで聞こえた。



「いまのこって大胆だよね」

「いまのって彼女からだろ」

「そうそう」

「僕達の時代じゃ考えられなかったよな…」

「うん…ちょっと待ってよ痴漢はだめでしょ……‥」



「あたしのばかぁぁあ」



いますぐにでも消えてなくなりたかった。

彼に前から密着したあたしの体勢を態度を消え去りたかった。

彼に間違いで触れてしまった。

てかなんで股間なんか触るのよあたし…。

(もうっばか)

あたしは電車に乗る前からずっと今も記憶が飛んでいた。
彼から離れるようになるのは混み合いが減ってからだった。
彼が離れようとしててあたしは何故か酷く沈んだ。
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