マイエンジェル†甘い声で囁いて
私がそう言うと三国くんは頬杖をつき、口に指をあて、しばらく考える仕草をする。


おもむろに口を開くと、こう言った。


「…オマエも歌ってみる?」


…は?


「な…何の話?」


「いや…ちょーどいいかと思って」


「…何が調度いいの?」


青ざめる私はさておき、三国くんはクラスの男子に話を振る。


「なぁなぁ、候補生発見」


候補生!?


< 14 / 474 >

この作品をシェア

pagetop