シークレットラプソディ
「う゛っ…ぅ…ぐっ」

ゆっくりベッドに寝かした瞬間
躪がいきなり苦しみ出した――

「どうした!!??躪ちゃん!!??俺の声聞こえる??!」

「あ゛ーっ!!」

躪は苦しそうに叫んだ

「!!まさか!!」

俺はまさかと思い
躪の服を剥ぎ取った

「やっぱり…」

躪の胸の所には
お経の様なものが書かれている包帯が巻かれている
その包帯のお経が反り血でにじんで所々見えなくなっていた…

「これが原因だ…
躪ちゃん、今楽にしてあげるからね
あと少しがんばって!」

俺は近くの新しい包帯をとり
それに向かって力を送った
すると俺の回りは白い光に包まれ
包帯には躪の胸に巻いてある包帯と同じお経の様なものが刻まれた

「ふぅ…
ここからだな…」

そう、
ここまでは俺には容易いこと
でも、ここからなのだ
“力”を使うよりも難しい
理性を保つってことをしないといけない…

意を決して俺は躪の胸の包帯に手をかけた
‐シュルッ

胸から包帯を外すと
躪の白い綺麗な胸が露になった――

いつも包帯してるからわかんないけど
躪の胸ってデカイんだよな…

一回躪の胸にキスを落とし
もう一度キスした時は丁度包帯で隠れる所にキスマークを付けておいた…

俺のもの…

ならいいのに…

なんて考えながら
静かに包帯をまいてあげた

躪はさっきのが嘘の様に
すやすやと寝ている

かわいいなぁ、おまえは…

そう思って
そっと躪の唇にキスをした
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