♪純愛Music♪
あの七夕の日以降,何にも話さないで終わったせいか知らないけど,玲羅ちゃんは俺の顔を見て話してくれなくなった。


話しかけてはしてくれるけど...


一緒に帰るのだって今じゃ日常みたいになっちゃってるけど,何だか他愛ない会話ばっかりで,かっこいい事何にも言えてない。



そこは男としてやっぱり気にする訳で...



「遊星くん,最近テニス上手になったよね」


玲羅ちゃんが突然言い出した。


前から玲羅ちゃんがテニス部を見ててくれたのは,知ってたけど,そんなふうに言ってくれるのは嬉しかった。




「上手くなったのは,玲羅ちゃんだよ。」




玲羅ちゃんの顔が少し赤くなる。

俺怒るような事言ったかな...??


そんな事を思っていた俺には,以外な一言。

「ありがとう。」



やば...

今の顔,反則だよ...

ドキドキしすぎて,その後の会話は何言ってたかわからなかった。



変な事言ってないといいんだけど...
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