♪純愛Music♪
家に帰って,枕に顔を伏せる。



私,馬鹿みたい.....

遊星くんの優しさを勝手に好きになって,彼女いるかなんて確かめもしないで舞い上がって...



「ごめん。もう遊星くんとは一緒に帰れない」



それだけ送って,理由を聞かれても返信はしなかった。






次の日,亜夢がニコニコ顔で,
「2組の野々山遊星くんって知ってる??」
と聞いて来たけど....



「ごめん。ちょっとトイレ」



って言ってごまかした。


やっぱりあの二人,付き合ってたんだ。



「もう忘れよ....」


そう呟いた瞬間,目の前が真っ暗になった。


「玲羅ちゃん!!!大丈夫??」


って言う遊星くんの声が聞こえたような気がした。
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