彼とあたし-もう1人の彼-
「ねぇ、まさ」
「なんですか?」
「…読書して楽し?」
「…はい」
「そっか」
「でも…」
「でも?」




ふと顔を上げたまさと視線が絡む///





「唯伊さんと話してたほうが楽しいです」
「…っ//」





ねぇ、まさ?
それは冗談で言ったの?
…冗談だとしても、
あたしはまさが好きだから…
期待しちゃうよ?





期待…しちゃう…じゃん//




「だから休み時間は話しましょ?」
「…いい、の?」
「はい」
「遠慮なんてしないよ?あたし」
「はい」
「毎時間来るよ?」
「はい」
「遠慮しないよ?」
「それ2回目です」





と笑うまさの笑顔は
久しぶりで…
あたしの鼓動は高鳴る一方だ。




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