彼とあたし-もう1人の彼-

想いの言葉

そんなことを繰り返すこと
早くも1ヶ月が過ぎた。





桜の葉は奇麗に散ってしまい、
街からピンク色が消えた。




次に色を出し始めたのは緑だ。





そんなこと関係なくあたしは
いつものようにまさと話していた。




「じゃ後でね」
「はい」





もう1ヶ月以上話しているのに
相変わらず敬語を遣うまさ。





「唯伊」
「ん?」




後ろから倖の声が聞こえ、
そっと振り向く。






「もういいんじゃない?」
「…なにが?」
「思い伝えなよ」
「え!?」




それは…告白…だよね//




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