★悪魔と妹★



(少し肌寒いし、屋敷に入って待とう)



思い直して屋敷に戻ろうときびすを返した時、




「妹殿ぉ。遅くなりましたぁ」

「出掛けるところを捕まってしまいましてー」



遠くから手を振り走ってくる2人の声が聞こえた。




息を切らし駆け寄ってくる2人。



「それは大変だったわね」

水筒のお茶を差し出すと2人は一気に飲み干した。




その時、私は2人の後ろに見知らぬ人がいることに気付いた。


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