はじめてのこくはく
案の定その日のクラブは手につかず


帰り道
いつものように早希と並んで歩く。



「ちょーきいてっ
今日さ本上さんと喋ったの。
で、上着貸してもらっちゃった。」

「よかったじゃーん。そっから恋に発展するかもよ?」

「ありえないって。てかどうやって返しにいこ」


「放課後待っとけば?」



「そだね。
あーっ緊張する。」


「まあ寂しいだろうから一緒に待っててあげるよ。」

「やった。ありがとう。」


「どういたしまして♪それじゃあね」


「ばいばーい」







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