教室。
さぁ、始めましょう
始業式の学年代表という面倒な仕事を終えて、今は放課後。
私たち4人は、渡辺にそっと近付く。
「ねぇねぇ、アドレス教えて?」
里美が先に声をかけた。
「あ、あたしも!」
「アユも!」
「私も良いかしら?」
彼女は、ぽかんとした顔で私たちを見る。
まぁ、私みたいな美少女がいれば当然よね。
不細工の憧れの筈だもの。
でも、答えは意外すぎるものだった。