戦慄の魔説
ちょっと摘むとボディーガードたちは外に出た


「そろそろ本題に参りましょうか」


「何ですか?」


「あなた…私のボディーガードになりません?」


何をいきなり何を言い出すんだこの人は


「決勝戦拝見しましたわ。あなたのチームは…いえ…あなたは素晴らしい力をお持ちですのね。」

「買い被りすぎですよ。あれはみんなのおかげです。」

「いえ…あなたは私のボディーガードにも劣らない力を持っているはずですわ。」


何を根拠に言っているんだろう…
この人…何か知ってる?


「私の家はローマにありますの。霊的なものに多少の心得はありますわ。あなたと同じように」


「何を言ってるのかわかりません。失礼します」


この人…あいつらの仲間か?

ここは引こう


「残念ですわ…ボディーガードにしたかったのに…力ずくなんて…皆さん…やってください」


ボディーガードたちが入ってきて俺の腕を持つ


「いきなり礼儀がなってねぇな」

微量の霊力を体に流し基礎スペックを上げる


両側の二人を殴り沈めお嬢様に近づき右手で顎に触れる


「誰だか知らねぇけどその辺にしとけ」


振り返りボディーガードの真ん中を通り外に出た




「なんて強さなの…あの御方が私の白馬の王子様…」


のびてるボディーガードの横で恋が芽生えたのは誰も知らない
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