戦慄の魔説

隠された真実(しんじつ)

ヴァレルドはすごい早さで間合いを詰めてくる

その勢いを上乗せしながら大鎌を真上から振り下ろしてくる

まるでホラー映画のワンシーンみたいだ

それを俺は双剣を交差させ耐える

その力はとてつ強く体が悲鳴をあげているように感じた


「少しは成長したみたいだなぁ、だがまだまだ未完成だ!!それに俺は全盛期の半分も出せてないんだよぉ!!」

大鎌ヴァンディルではじかれた双剣は空中で消えた


「くそッまたさっきみたいにすれば」


目の前に黒の玉が出てきてそれが棍になった

「ほぉリーチを合わせてきたか!!だがそんなんじゃ倒せねぇよ!!」

リーチを長くしてからも攻めに転じることはできず守りをするが体には無数の切り傷ができていた


「やっぱまだまだだな、そうだここで話をしよう。真実…お前は疑問に思わないのか?両親は帰ってこない、こんな力はある、普通じゃねぇよなぁ。」


「なにが言いたいんだ!!」


「お前はまだほんとの両親を知らないってことだよ!!」


その瞬間大鎌ヴァンディルが俺の腹を貫いた


「次はもっと楽しませてくれよ」

そう言い残し消えた


俺は腹の傷を押さえ銀狼に師匠に伝えるように言い意識を落とした
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