戦慄の魔説

人を喰う家

気がつくと車が止まっていた

「着いたぞ。ここがその家だ」

外にでると山の上にあるらしく霧がかかっていた

どうやら別荘らしい


「一番最後の民間人は10日前に肝試しできた男女3人ずつらしい。1日たっても男女がでてきてないから警察が調べたところ誰もいなかったらしい」


「なんで男女が出てきてないことがわかったんですか?」

すると師匠は指を指しながら


「あの家の前の電信柱は防犯カメラがついてる。窓は全部イタズラ防止の鉄の柵、カメラに写ってたのは入った男女一回きりだ。だから確実にでてきてない」


なるほど、家の周りを見ると荒れたい放題だった


「じゃ早速華音と行ってこい。お前が消えたとして一週間したらこの家を外から俺とクォーツ凛華で壊す。わかったな」

「わかりました。じゃ行くか」


室内で刀を振り回すのは難しいと思い小太刀くらいの刀を作ってみた


ドアを開けると中から気持ち悪いほどの霊力が流れてきた

例えるなら風呂場に充満した湯気がドアを開くことにより外にでちゃうような感じだ

「真実、これ今までで一番かも、気お付けて行こう」


警戒しながら玄関に入った
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