戦慄の魔説
不気味な笑い声が響いている

すると一回から微かに音がした
耳をすますと
バン、バン、バン、ババババババ
テケテケのときのような手で床に叩くみたいな音が近づいてくる
廊下にでるとそれは居た

長くボサボサな髪、血走った目、おそらく女だろう
階段をハイハイのように駆け上がり笑いながら向かってきた

「まずい、凛華その窓から跳べ!!」

「無理よ!!二階よ!?それに柵が」

「チッ、師匠受け取ってください!!」

俺は柵を斬り窓から凛華を投げた

その瞬間女に追いつかれ意識を失った



「凛華!!なにがいた!!」


「髪の長い女、あれを真実だけで倒すのは無理よ」


あのときなんで真実が俺に凛華を投げたのかあの一瞬でわかった
おそらくこの家には悪霊が溜まっている
ならやることは一つ


「クォーツ!!華音凛華!!俺たちはここで待機だ」

「そうね。戦術的にもそれがいいわね。」

いざとなればクォーツの戦術と俺の力で突破か……真実、体は覚えてるみたいだな……うまく扱えよ………
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