この出会いが奇跡なら-上-
「えっと、それは、どーゆう…」
「お前、マジで馬鹿かよ」
「はあ?!」
「…だから、お前の言葉に今日は救われた。お前がいなかったら俺すんなり退学してたところだったと思うし」
「え、あ…、えっと」
「ありがとな」
その言葉に…どくん、と心臓が跳ねた。
何て返したらいいのか、分からなかった。
一瞬成斗と目が合って、成斗の顔を見てみると、顔が真っ赤に染まっているのに気が付いた。
「言わすなよな…恥ずいから」
「…………」
それ言うためだけに、あたしをここへ呼んだの?