RinNe
その頃から由香とは半同棲生活をしていた。


僕の仕事着の大半も


由香の家に置いていた


勿論、雪子達とは隠れて、コンタクトを取りながらも

お客さんとは、堂々と由香の前で話をしていた。


[今の電話、早紀さんでしょ!]


[はっ?違うんだけど]


実は図星だった。


焦るとばれるので、


僕は平静を装いながらも


タバコに火を付ける手が震えていたのを覚えている。


何で知ってるんだ?


少し疑問をもちながらも、その日は就寝した…


余り寝付けなかったが…
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