RinNe
次の日病室に行くと、流石に父親は起き上がれず
僕に背を向けたまま言った
「どれくらい腫瘍とったんだ?」
僕は取って付けた嘘を
「とるにはとったけど、まだ何処かに転移してないか
まだ調べるから、も、もう少し頑張ってよ!」
父親は背を向けたまま
「分かった。今日は疲れたから寝る」
僕は罪悪感を背負ったままその場を後にした。
一階のトイレで声を殺して泣いた。
刹那さと悔しさと何もしてあげられない
自分自身への情けなさから、
泣いた