あなたとあたし
あたしが強くそう思うのと同時に。

カンカンカン、と誰かが階段を昇る音。

このアパート、ボロいから音が良く響くんだ。

ガチャッ、と扉が開いてたっちゃんが帰って来たみたい。

そのままあたしのいるリビングには来なくて、キッチンで何かガタガタやってる。

何してんだろう。

あたしがその様子を見に行く事もなく、ぼんやり思っていれば。

両手にそれぞれ一つずつ何か丸い物持って、たっちゃんがやって来た。

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