さぁ、跪いて快楽を乞え!
菖蒲と二人でギャーギャー騒いでたら、安全ピンを大量に入れた容器を持つハルとアキが来た。

「安全ピンで留めとくー?」

「留めとくー?」

「いや、むしろ縫ってくれ……」

実はこのドレス、上はタイトに、下は柔らかくなびく、というなんとも欝陶しい作りになっているのだ。

「僕、縫えなーい」

「僕も縫えなーい」

「……仕方ない、安全ピンで良い」

「やめとけ。穴が開くだろう」

「菖蒲……俺に恨みでもあるのか!? 俺、何かしたか?」

「いや、とくに」

「何なんだよ……もう、脱いで良い? せめて下だけでも穿かせろ」

「好きにすれば?」

「……」
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