さぁ、跪いて快楽を乞え!
「まぁまぁ、良いじゃん? ハルがお姫様役をやるわけじゃないんだし?」

「そうそう。やるのは薫なんだから」

「むぅ〜……」

アキを見て、自分もつり目になれ〜! と指で目尻を必死に上げるハル。
……そんなことじゃつり目にはなれないぞ。

「その前におまえらはその低身長をどうにかしろよ」

「なっ!? これでも頑張ってるもん!!」

「頑張ってるもん! 毎朝牛乳飲んだり!!」

「あー無理無理、ハルとアキじゃもう伸びない」

「どーいう意味ー!?」

二人揃って俺を睨み付ける。
アキはつり目だから若干の迫力(あくまで若干)があるが、ハルに至っては可愛らしいままだ……。

「無駄な抵抗はやめなさい」
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