甘い甘いキスをお姫様に
その時だった―――。
「や、やめてください!!」
「いいじゃん!!ちょっとくらい遊ぼうぜ?」
「ちょっとだけだから。ね?」
遠くから聞こえてきた声。
声のする方を見ると、1人の女の子が3人の男の人に囲まれていた。
男の人の1人は女の子の腕を無理矢理掴んでいた。
「…!!!…奈美っ!!」
あたしは後の事も考えずに女の子のところに駆け出した。
「ん?羽月?」
いきなり駆け出したあたしに、拓斗と涼は驚いていた。
そんな事はお構いなしにあたしは、女の子のところへ急いだ。