甘い甘いキスをお姫様に
『奈美!!!』
「は、羽月!!」
あたしは、奈美と呼んだ子と男の人の間に立った。
「なんだてめぇ?邪魔すんじゃねーよ。」
『この子に手を出さないで!!』
「ん?よく見たら、このおチビちゃんかなり可愛くね?」
「あ、本当だ。コイツでもいいんじゃね?」
その言葉と同時に男の人の手が伸びてくる。
ビクッ―――。
やばい!!
また、あの時の感覚がよみがえって来る。
怖い怖い怖い怖い。
触らないで、近寄らないで!!
叫びたいけど、震えて声が出ない。
また、あの感覚だ。
また――――。