光の姫は何を見る
序章 転校生がやってきた
ザワザワ ザワザワ


と教室が騒がしい。


「今日から新しいヤツが来るらしいよ？」


そんな声がする。その声は嫌みったらしい感じだ。



あらら。歓迎されてない感じだな。白原さんも大変だなぁ。


青い髪を持つ少年が他人事のよう聞きながらに席に座っていた。


「あっ！ ミズノさん。おはようございます」


そこにミズノと呼ばれた少年の元に緑色の髪をした小柄な少年が近づいてきた。


その少年に気づいたミズノは少年に挨拶を返す。


「あぁ。フウタ！ おはよう」


「おはようございます。そういえば、今日からですね」


フウタと呼ばれた少年はニッコリ微笑む。


「そうだね。まぁ彼女なら大丈夫だろうけど」


ミズノはさっき嫌みったらしい声で転校生のことを話していた方を見ながらいう。


「えぇ。あのカイジさんと言い合えるくらいですからね」


クスクス笑いながらフウタが喋ってるといきなりガラリと大きな音を立てながらドアが開いた。




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