光の姫は何を見る
「フウタぁ。お前なにか言ったか?」


ドアから現れたのは赤い髪のツリ目な少年が怒鳴っていた。


「なっなな、に言ってるんですか!?」


フウタは突然現れた赤髪の少年に驚きを隠せなかったのか滑舌が悪い。


「へぇ〜。そんな滑舌悪い奴が何も言ってないわけないよなぁ〜?」


赤髪の少年はフウタの背後に周ると拳をフウタのコメカミに当てグリグリと刺激した。


「痛い!痛いですって!やめて下さいぃ〜」


フウタは涙目になりながらもそう訴える。


その時、ガンという鈍い音が赤髪の少年からした。


「なんで赤井君はそうやって人をいじめるのよ!」


赤髪の少年が後ろを振り向くとそこにはクリーム色の髪をした少女が腰に手をあて立っていた。



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