野良ライオンと文系女の猛獣使い
別に、嘆く程の不幸もなく、

とりたてて自慢できる程の幸運もない、


良く言えば、穏やかな、
悪く言えば、つまらない人生。


それが、急変したのはいつのことだったか。



覚えていないなんてウソだ。

きっとあの日。



19歳、春。


莫迦に出会った、その日から──。
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