たった一人の親友へ
朝の四時まで話して


それから日の出を見た


本当にきれいで


美しくて


あたしたちは黙りながら


日が上がっていくのを


ただただ見ていた


「さっ。帰ろっか」


翔が言った


もう少し一緒にいたいな、なんて思ったけど


どこか素直になれない自分がいた




このあたしのつまらない意地が




その後の一生の後悔になるなんて




誰が思っただろう

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