今なら言えるο

―やっぱ、浩樹と話してると
 すごい楽しいヽ(´▽`)/

―そぉか??ありがとなw

この日もあたしたちは
いつものように他愛もない話をしていた。

―今日な、詩歌と遊んでたんだ

『詩歌』。
浩樹の彼女さんの名前だ。

―そぉなんだあ(´・ω・`)

そっか。詩歌さんと...

なぜかあたしの心は
いつもと違う気がした。

心の奧がチクチク痛い。

頭のなかでは、『詩歌』の2文字が
ぐるぐるぐるぐる回ってる。

なんなんだろ...この気持ち...

『好き』...??なのかなあ...

―でさあ..

―あ、別な話しよぉよw
 おのろけなら他でどーぞ~笑

―あ、そっか。ごめんな

この時あたしは確信した。

浩樹のことが
好きなんだ、って...


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